Levi's 517/仙台PARCO店
こんにちは!
今回はLevi'sの517を紹介いたします!
80s Levi's 517 【DEAD STOCK】
¥29,800-
Levi'sは1853年リーヴァイ・ストラウス(Levi Strauss)氏がサンフランシスコに設立した雑貨店・生地商「リーバイ・ストラウス社」が起源で、テントや船の帆に使用するキャンバス生地を用いたワークパンツを商品化したのがリーバイスであり、それがジーンズの起源でもあります!
Levi'sのデニムパンツには形や目的によって型番が振られており、今回紹介する517はブーツカットと呼ばれる、裾に向かって少し広がった形をしたモデルです!
ブーツカットは名前の通り、ブーツに合わせるためのジーンズとして生まれました。裾にかけて広がったシルエットにより、ブーツの筒部分を覆うように履くことができます。そして、この広がっていくひざ下の形が足を長く見せることも魅力のひとつです!
Levi'sの517は世界初のブーツカットモデルで、日常的にブーツを履くカウボーイのために1971年から始まりました!当時はサドルマンブーツジーンズと呼ばれていたそうです!
その後、1970年代のヒッピーカルチャーの定番アイテムとして、517をはじめとするブーツカットジーンズが大流行しました!
ちなみにLevi'sの517の裾の広がり幅はやや控えめですが、他にもベルボトムと呼ばれる646、ビッグベルと呼ばれる684などがあり、これらを総じてフレアデニムと呼ぶことが一般的ですね!
ヒッピーカルチャー以降もブーツカットジーンズは何度か注目を浴び、日本では1990年代の古着ブームから人気が上昇していますね!
Levi'sのデニムは随所に年代を判別できるポイントがあります!
今回は3点紹介いたします!
1点目は内タグの記載です!
個体によって書き方が異なりますが、この個体は写真にある型番表記20517-0217の下の部分が年代を表しています!
左から、製造された月04、製造された年89となっており、1989年の4月に製造されたものだということが分かります!
2点目は内股のステッチです!
内タグは正確な年代が分かるものの、切れてしまったり表記が消えてしまっている個体も多いですが、他の判別方法もいくつかあります!
こちらのようにジーンズには内股のステッチがシングルのものとダブルのものが存在しており、Levi'sの80年代以前のジーンズは全てシングルステッチとなっています!
ダブルステッチは80年代以降のほとんどのジーンズに使用されており、これだけでも大まかな年代の判別が可能です!
3点目はフロントボタン裏の刻印です!
Levi'sのフロントボタンの裏には製造された工場によって数字が刻印されており、これは50年代以降に始まりました!
50~70年代はアルファベット1つか数字1つが刻印されています!(16は例外)
中でもアルファベットと2の刻印がある個体はとても珍しく、高値で取引されています!
以降は、60~80年代は2桁の数字、80~00年代初期は3桁の数字、00年代以降は4桁の数字やアルファベットと数字が両方刻印されているものもあります!
このように年代が分けられていますが、中でも有名な刻印が555、524、16です!
555
96年から工場が閉鎖される2003年まで稼働していた、Levi's好きにも人気な「バレンシア工場」で作られた証の刻印です!
96年当時はもうなかった「赤耳モデル」や「XX(ダブルエックス)」などの完成度の高い復刻モデルを製造していた工場として人気があり、工場閉鎖後希少価値がどんどん上がり、現在もバレンシア工場モデルは高額で取引されています。
また、現在はLVC(リーバイスヴィンテージクロージング)の復刻ラインを製造するため、工場自体が復活しているようです!
16
2桁刻印ですが、50年代初期~70年代中期頃まで稼働していた工場で、この刻印があるものは「16ボタン」モデルと言われており、数ある工場の中でもかなり長い期間に渡って稼働していた工場です!
16ボタンモデルには通常にはない変わったモデルが多く、他のラインでは使われていない生地やディテール等555刻印と並び、人気のある刻印となっています!
524
テキサス州のエルパソ工場で製造された個体につく刻印で66モデルに付く1桁時代の6刻印モデルを製造していた工場としてとても有名で、旧6工場とも呼ばれています!
このように型番ごとの特徴の違いや年代判別方法など、知れば知るほど奥が深いLevi'sのジーンズですが、当店では豊富に取り扱っております!
冒頭で紹介した517は1本のみですが、自分にあったジーンズを見つけにぜひいらしてください!
スタッフ一同皆様のご来店を心よりお待ちしております!