67’sM64Jacket/錦糸町PARCO店

本日はフランス軍M64ジャケットのご紹介です。 knt?_154016 knt?20210301_154335 米軍M1943フィールドジャケットを参考としていたM47の後継であり、現在のフェリンT4に続くフランス軍独自の戦闘服の原型と言えるモデルです。 M47との分かりやすい違いは胸ポケットが縦向きのジップに(引き手は下です)、腰ポケットは補強がリネン製の、ベロウズポケットに変更され、フラップが2つボタンのカッタウェイタイプとなった点です。また肩、肘部が生地を2重にしたことで背面に十字のステッチが現れます。素材もコットンサテンに変わり鈍い光沢感があるため、通称サテン300とも呼ばれます。 ディテールを見ていくとチンストラップはセパレートになり、フロントに一体型のウィンドフラップ、マチつきアジャスタブルカフス、インナースリーブなどもはやM47とは全く別物です。 さらに細かくみるとドローコードの形状も変わり、位置もボタン1つ分上に設計されているため、絞り込んだシルエットがよりハイウエストな印象です。その堅牢さから戦闘にはむしろ不向きだったようで、F1へとモデルチェンジした際はチンストラップ、パッチ、ウィンドウフラップ、インナースリーブなどほぼ全てのディテールがなくなりました。 試行錯誤の変遷を感じる魅力溢れる1点です。 ぜひお店でチェックしてみてください。 size:L程度 ¥7,900+tax